ファーストタッチの後の方が重要？

ファーストタッチの後が勝負！利き足を活かすサッカー上達法

サッカーでは、ファーストタッチが試合の流れを左右する非常に重要な技術です。最初のタッチでボールを自分の有利な位置に置ければ、相手より優位に立つことができます。しかし、私が特に重要だと考えているのは、ファーストタッチの後のボールの置き場所です。最初のタッチが上手くても、その後の置き場所が悪ければ、ボールを失ったり簡単に相手に寄せられてしまいます。

利き足の重要性は多くの指導者が伝えていますが、逆足を使うことが悪いわけではありません。大切なのは、ボールタッチの後に必ず利き足にボールを置けているかです。ファーストタッチが逆足でも、胸でも、頭でも、腿でも、次の動きで利き足にボールを置けていれば、プレーは安定します。プロの選手は無意識のうちにこれを行い、瞬時の判断で次のプレーに移ります。

ボールを持つ感覚がまだ身についていない方は、どうしても「触ったら置く」といった雑な動きになりがちです。この感覚を養うためには、動いているボールに触らず、ステップだけでボールを利き足の前に置く練習がおすすめです。例えば、左右にステップしながらボールの位置を意識して置くだけでも、無意識レベルでボールコントロールの感覚が身についていきます。

さらに練習のバリエーションとして、少しスピードを上げたり、ボールを軽く弾ませながらタッチするなど、状況を変えると実践力が高まります。最初は上手くいかなくても大丈夫です。大切なのは、ボールを置く位置を常に意識すること。これを繰り返すことで、試合中も自然に利き足にボールを置けるようになります。

海外の上手い選手たちは、このことを理解した上でプレーしています。プロでも、良いプレーをする選手とそうでない選手の差は、このような細かい技術の積み重ねにあります。見た目では分からない小さな違いが、試合でのボール保持力やパス精度に直結するのです。

今のネット社会には膨大なサッカー情報があふれています。どの情報を取り入れるべきか迷う方も多いでしょう。もちろん、サッカーは技術だけでなく戦術やフィジカルも重要ですが、ここでは技術向上に直結するポイントに絞って解説しました。読んで実践してくれる方が一人でもいれば、私としては非常に嬉しいです。

技術に自信がつくと、サッカーの楽しさはさらに広がります。自分の経験や考えを通して、プレーに自信がない方にも「ボールを扱う楽しさ」を知ってほしいと思います。焦らず、少しずつ練習を積み重ねることで、あなたのサッカーは確実に変わります。今後もこうした内容を発信し、読んだ方の上達のきっかけを作れれば幸いです。