サッカー上達の鍵は「ボールの置き場所」にあり
サッカーで上手くなるために、僕は ボールの置き場所 が避けて通れないポイントだと考えています。
今後、ブログで発信していく実践的な技術やトレーニングの話も、すべてこのボールの置き場所を中心に解説していきます。
たとえば、ドリブルでよく見かけるシザースやエラシコ、ルーレット、ダブルタッチなどの派手な技。YouTubeで「ドリブル講座」と検索すると、華麗な技の紹介動画がたくさん出てきます。
ですが、こういった技を単に真似するだけでは、実践で活きることはほとんどありません。なぜなら、技を繰り出した その後のボールの置き場所 が分かっていない状態だからです。
海外のトップ選手、たとえばネイマールのドリブルを見てください。彼はエラシコやヒールリフト、ボディフェイントをする前もした後も、必ずボールを自分の「置き場所」に戻しています。
これは無意識でできることではなく、長年のトレーニングで身につけた感覚です。派手な技よりも、まず ボールをどう置くか を優先しているのです。
特に若い年代の選手は、華やかな技に目が行きがちです。しかし、基礎となるボールの置き場所を身につけることで、自然と派手な技も活かせるようになります。
逆に、ボールの置き場所を意識せずに技術を磨いても、実践では相手に奪われたり、チャンスを作れなかったりすることが多いです。
もちろん、ボールの置き場所を身につけるのは簡単ではありません。意識してトレーニングしなければ身につきませんし、ボールは常に動くため、動きに合わせて置き場所を調整する必要があります。
この意識を持つだけで、プレー全体の質が大きく変わります。
さらに、ボールの置き場所を意識することで 両足の重要性の概念 は自然と整理されます。
「両足を使えることが重要」という考えにとらわれる人が多いですが、実際には 軸足の使い方 が上手くなることで、利き足でボールを正しい場所に置けるようになります。
逆に、両足で触れるだけでも置き場所を意識できていない人は、軸足の感覚が弱く、プレーが安定しません。
それでも利き足でボールを触る感覚がある人は、伸び代が大きいです。なぜなら、ボールタッチの精度と置き場所の感覚を意識することで、短期間でも上達スピードが格段に上がるからです。
何を意識するかで、同じ時間の練習でも成果は大きく変わります。
サッカーで上手くなるためには、まず 「ボールの置き場所を意識する」こと から始めましょう。派手な技も、正しい置き場所があって初めて実戦で活かせます。
ここを意識することで、技術の土台が固まり、プレーの幅も自然に広がっていきます。
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